StormRose🥀

SexyZoneにハマってジャニオタに進化を遂げた32才

中島健人というアイドルモンスターについて

SexyZoneが2015年から3年間行ったソロコンサート「SummerPadaise」の記念すべき第1回目の公演DVDを購入した時、私はSexyZoneのファンでは無かった。

世は花晴れフィーバー、多くの女性と同じく平野紫耀に落ちた私は、King&Princeのジュニア時代を見たくて購入したのだ。
キンプリがバックについている勝利君のディスクを見終わり、まぁせっかく買ったのだからとついでにケンティーの「Love Ken TV」をプレーヤーにかけた。
中島健人というとんでもないアイドルモンスターにバチボコに打ちのめされる事も知らずに・・・。


オープニング、オフショット風のサングラスをかけた健人がシャッター音と共にモニターにテンポ良く映し出される。
会場のボルテージが最高潮に達したところへ、破裂音と共に中島健人が頭上高いゴンドラに登場。
真っ黒のキラキラスパンコールがついたスーツにティアドロップの真っ黒なサングラスをかけ真っ赤な薔薇の花束を持っている。
私は思った。


「こいつマジか」


「こいつ」という乱暴な言葉使いで申し訳ないんだが、本当に声に出して「こいつマジか」と呟いたし、たぶんこういう顔(゚Д゚)してた。
「え、サングラス?薔薇?」そして勝ち誇ったような無敵な笑み。
中島健人の予備知識全くのゼロで見た私にとって、衝撃的すぎる登場だった。

・・・何者なんだこいつは。


「Welcom to Love ken TV!Are you ready?!」
不敵な笑みを浮かべ会場を煽る健人。
ジャニーズの名ソロ曲ランキングでトップ3入りは固い「Black Cinderella」で幕が開く。
(ちなみにトップ10は全部健人のソロ曲である)
出だしのワンフレーズ「♪イジワルな彼女 year」だけでもう曲の世界観が会場に出来上がっている。
「♪焦らしすぎじゃなーい?」でサングラスを外し柄を口にくわえそうな仕草で妖艶な表情、会場悲鳴。
息つく間もない衝撃映像に「こいつマジか」を連呼しながら固まっていた、目が離せない。

このBlack Cinderella、クールでSexyなメロディーもさることながら歌詞が最高なんだマジで。

Baby you gotta swing it out till 12 midnight
ゾクゾクするよ君の感覚 oh
Black Black Black so Cinderella!
暗い部屋の中 yeah
手探りで君を探す
初めてのtonight I'm your knight
ぬくもり感じて My Cindy

(後に「作詞 中島健人」という衝撃の事実を知った時は膝から崩れ落ち「こいつマジか…!」と頭を床にたたきつけたのは言うまでも無い)

健人の発音良すぎて謎にsexyな「♪スィンデレェラァ」の中毒性に即やられたし、外さないカメラ目線に瞬きができなかった。

そして「♪Let's shake it up 君とoh oh oh」で腰ふり。からの「さぁShowを始めようぜ(指クイ)」

1曲目からこの濃度。世界観、エンジン全開。

初めてのソロコンの1曲目にこの曲を持ってくる健人の迷いのなさ。
こいつはやる気だよ。間違いない。

始まって5分も経たないうちにもう夢中。


健人がブラックなシンデレラとイケナイ恋をしちゃう怒濤の幕開けから2曲目にしてジャニーズソロ曲史上最高の名曲「CANDY~Can U be my BABY~」がぶち込まれる。

シンディへの愛を背負ってクールに決めた背中に場違いに明るいラッパ音がパッパラパーーと高らかに鳴り響く―と、健人がくるっと振り返り「お待たせぇー、ケンティーです!」と最高の笑顔でダブルピース。
ジャニオタを震撼させた「Love ケンティー!」コールに会場が包まれる。
最高にキュートでキャッチーなアイドルチューン。Black Cinderellaからの高低差凄くて耳キーンなるわ!(©フットボールアワー後藤様)
CANDYも歌詞が最高すぎるんだ。

Candy kiss me honey
Baby お願い!
溶けてしまうその前に
Candy 恋すれば
You're my sweetie pie
言ってみよう 好きと Go!Go!Go!
I'm loveholic

CANDY (LOVE KENTY!)
Can I be UR BABY? (LOVE KENTY!)


(後に「作詞 中島健人」という衝撃の事実を知った時は膝から崩れ落ち「こいつマジか…!」と頭を床に以下略)


「みんな今日はデートだよ!つきあって今日は初日!よろしくね!」
アイドルからの突然のデート宣言(設定付き)。
たしかこの辺からずっと爆笑していたと思う。
うん、手を叩いて爆笑してた。
風磨君並びに健人ファンの皆様怒らないで。

だって考えてみて。
自分の息子が、兄が、弟が中島健人だったら。
肩に優しく手を置いて「おまえどうした」って聞くと思う。

これ普通の精神状態じゃできないって。
アイドルとして絶対売れてやるって、てっぺん取ってやるって自分に誓ってないと出来ないよ。こんな恥ずかしいこと(褒めてます)


私がずっと見てきたアイドルは嵐だけで、しかも担当は超シャイなハートを持った二宮氏。
嵐は、良い意味で本当に普通の感覚を持った青年が集まっている。
キャラを作ったりせず、普通の青年がもつ羞恥心を持ってアイドルとしてパフォーマンスしていると思う。(そんな嵐が大好き)
一時期嵐さんが自分たちのことを幕の内弁当と表現していたけど、まさにそれで、幕の内弁当を食べ慣れていた私は急にハンバーグステーキミックスフライ弁当を出されてカルチャーショックを受けていた。

初めて認識した中島健人は顔が小さく足は漫画のように長く、目はきゅるんきゅるんで、昭和世代とは容姿からして明らかに違った。

これが新世代のアイドルか…。


らいおんハートでまさかのピアノ弾けますカードを出してくるの完璧すぎるプロフィールだし、チラリズムは最高だし、初めて見た「好きなんだマジで!」は叫ぶような力強い台詞回しが中島健人にしか言えないテンションで痺れた。

呆然としてる間にあっという間にラスト。
ふたたび「CANDY」で「Love ケンティー!」と絶叫し幕を閉じる。

今でこそケンティーが異常にカメラ目線なのも(褒めてる)ラブホリ王子なのもあたりまえだけど、SexyZoneすら全く知らなかった私にとってあまりに衝撃的なコンサートだった。

もっと見たい・・・中島健人をもっと見せてくれ!!!
見終わった途端に中島健人禁断症状に襲われ、即サマパラ2016、2017を購入したのは言うまでも無い。